Excelで差をつける!$の正しい使い方で絶対参照・相対参照の完全マニュアル

Excelは数字やデータを扱う上で非常に強力なツールです。

この記事では、Excelの「セル参照」とその種類について、初心者の方でもわかるように簡単に解説します。

セル参照をマスターすることで、Excelのさまざまな機能をより効率的に使いこなせるようになりますよ!

特に「絶対参照」と「相互参照」を使えば、計算ミスやエラーを
防ぐことで時短にもつながるよ!

目次

まずは「セル参照」を解説

Excelで作業をしていると、「セル」という言葉をよく耳にします。

セルとは、Excelの表の一つ一つの小さな箱のことです。

セル参照とは、これらのセルを指す方法のことを指します。

たとえば、A1と書かれたセルは、A列の1行目のセルを指しています。

つまりセルの番地(住所)って考えるとわかりやすいよ!

相対参照とはなにか

「相対参照」というのは、Excelで数式を入力したセルをコピーする際、参照しているセルの位置が自動で変わる便利な機能のことを言います。

簡単に言うと、セルをコピーする時にExcelが自動で計算の参照を調整してくれるのが「相対参照」です。

例えば、ある列に連続して数式を適用したい場合!

D4からC12にかけてのセルに特定の数式を適用し、それぞれが参照する元のデータを正確に表示させたい場合、最初にD4セルに数式=C4と入力します。

この数式を入力してEnterキーを押すと、D4セルには「参照1」と表示されるでしょう。

次に、D3からD11までのセルを選択し、選択したセルの一番上を下方向にコピーする便利なショートカットキー、Ctrl+Dを使用します。

この操作で、すばやく同じ数式をD4からD12までのセルに適用することができます。

Ctrl+Dは、Excel作業を効率化するために覚えておきたいショートカットの一つです。

機能の解説

コピーをするだけで、なぜ一瞬で正しい数式が適用されるのか疑問に思うかもしれませんよね。

実は、コピーしたセルの数式を見てみると、Excelが賢くセル参照を調整してくれているからです。

例えば、D4セルにはC4セルを参照する数式があり、D5セルを見ると、自動的にC5セルを参照するように数式が変更されています。これが続いて、D6セルではC6セルを参照するようになります。

つまり、Excelは数式が入力されたセルの位置に応じて、参照するべきセルの位置も相対的に変更してくれるのです。

この便利な機能を「相対参照」と呼びます。

おかげで、僕たちは一つ一つのセルに手動で数式を入力する手間を省けて、大幅な時間節約に繋がっているよ!

絶対参照とはなにか

絶対参照とは、セルをどこへコピーしても参照先の位置が変わらない参照の仕方です。

Excelでデータを扱っていると、特定のセルの内容を固定して参照したい場面がしばしばあります。

例えば、数量に単価を掛け合わせて金額を算出する式を作成するとき。

=D4*G4と入力して下方向にコピーすると、期待した通りには機能しません。

その結果、「Bさん」からの金額計算が「0」となってしまう事態に。

この問題の原因を確認してみよう!

D5セルの式をF2キー(一部のPCではFnキーと組み合わせて)を押してみると、問題がわかります。

本来固定したいF4セルの参照が、コピーによってずれてしまったのが、計算ミスの原因でした。

Excelでは、デフォルトで相対参照が適用されるため、意図しないセルのズレもとても正直に反映されます。

このように固定したい参照がずれてしまう場合には、「絶対参照」を活用することが解決策となります。

絶対参照をするには、セルのアドレスにドル記号($)をつけます。

これでコピーしても参照元のセルは変わらないよ!

  • 列と行の両方を固定する場合 → $A$1
  • 列だけを固定する場合 → $A1
  • 行だけを固定する場合 → A$1

Excelで使える、4種類の参照スタイル

種類付け方
「行」と「列」の絶対参照$A$1F4キーを1回押す
「行」の絶対参照A$1F4キーを2回押す
「列」の絶対参照$A1F4キーを3回押す
相対参照A1F4キーを0,4回押す
参照スタイル一覧

相対参照を含む「4つの参照スタイル」をマスターすることで、Excelでのデータ集計がグンとスムーズになります。

次に、「行の絶対参照」と「列の絶対参照」の使い方について詳しく説明していくよ!

「行」の絶対参照の設定方法・使い方

行の絶対参照は、行番号の前後にドル記号を付けることで設定します(例: D$4)。これを使うと、列をコピーしても参照する行は変わらず、計算式が常に同じ行を参照し続けることができます。

「列」の絶対参照の設定方法・使い方

列の絶対参照は、列のアルファベットにドル記号を付けることで設定します(例: $C4)。これを使うと、行をコピーしても参照する列は変わらず、計算式が常に同じ列を参照し続けることができます。

参照元効果使いどころ
列の絶対参照F列からの移動が不可(行は移動可)右にコピー時に固定、下にコピー時に追従したい場合
行の絶対参照4行目からの移動が不可(列は移動可)下にコピー時に固定、右にコピー時に追従したい場合
参考資料

絶対参照を使う場面

絶対参照は、特定の値や式を多くの場所で共通して使用したい場合に非常に便利です。たとえば、複数のセルで同じ数値を割合として使いたいときや、固定された場所のデータを参照する必要があるときに使います。

例えば、COUNTIF関数を使うときにはよく使うよ!

絶対参照を使う上での注意点

絶対参照を使うときは、参照するセルを間違えないように注意が必要です。

一度式に絶対参照を設定すると、コピーしても参照先は変わらないため、意図しない計算結果になることがあります。

使う状況によって絶対参照する位置を変えてあげることが大切だよ!

まとめ

この記事では、「相対参照」と「絶対参照」の2種類があることを解説しました。

Excelでデータの集計ミスを減らすには、セル参照のコツをつかむことがとても大事です!

相対参照は位置関係で変わりますが、絶対参照は指定したセルを固定できるので、何度も同じ場所を参照するときにとても便利なので必要に応じて使い分けていきましょう!

Excelではこれらを使えば賢くデータを操作できるので、ぜひマスターして役立ててみてください!

絶対参照は使いどころを見極めながら活用していくと、もっとExcelが楽しくなります!

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